フルトヴェングラーのシューマン/交響曲第4番

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シューマン/交響曲第4番ニ長調 作品120
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮
ベルリンフィルハーモニー管弦楽団
Recording:1953.5.14 Jesus-christus-Kirche, Berlin
Executive Producer: Prof.Elsa Schiller (DG)
Producer: Wolfgang Lohse
Tonmeister: Alfred Steinke
Henning Smidth Olsen No.334 /Length: 30:56
TOWER RECORDS  amazon  HMVicon [SACD]


フルトヴェングラーはシューマンの交響曲では第1番と第4番を好んで指揮したとされるが、ドイツ・グラモフォンに録音した第4番は、巨匠の数少ない市販用レコーディングの中でも最大の呼び物だった。

sv0061j.jpgスタジオ録音にもかかわらず、実演のように熱のこもった、霊感豊かな演奏が聴き手を魅了し、巨匠の残した録音の中でも最高峰の演奏とされる。

この演奏が心に深く刻み込まれ、そこから離れられない人もさぞかし多いに違いない。フルベンの演奏を〈バイロイト〉以外で1つ選ぶなら、筆者は迷わずシューマン《第4》を採る。
UCCG-90345  UCCG-3703  UCCG-3737

sv0061g.pngセッションではプロデューサーが何度も演奏を中断してリテイクを要求するので、フルトヴェングラーはついに怒り出し、それまでのテイクはすべて破棄して通し演奏を一切の編集なしで録音するよう求めたというエピソードが、エリーザベト夫人の回想録や楽団員の証言によって伝えられている。

POCG-3791  UCCG-9787 [OIBP]


「はじめちょっと緊張した場面がありました。数拍目で録音技師から〈待った〉がかかったのです。フルトヴェングラーは、いささか気色ばんで言いました。〈ぼくのシューマンの《4番》ができ上がるについては、1つの条件がある-楽章の途中でも、楽章と楽章の間でも、2度と中断しないという条件だね。〉」 エリーザベト・フルトヴェングラー著 『回想のフルトヴェングラー』より、仙北谷晃一訳、白水社、1982年)


「そういえば一度、ダーレムのイエズス・クリストス教会でシューマンの交響曲第4番を録音していたとき、ひどく怒ったことがあったなあ。演奏を始めたとき、後方に座っていた録音技師が技術上のトラブルのため、演奏を中断させた。フルトヴェングラーは真っ赤になって怒り、指揮棒を投げつけて出て行ってしまった。彼は音楽を中断されたことが我慢ならなかったんだ。〈私は、演奏するときは、AからZまで一気に演奏する。それ以外のやり方では演奏しない。中断するなら、他の指揮者を捜してくれ!〉と。技師たちは恐れをなして、ネズミのようにおとなしくなった。そして、この時の録音は、フルトヴェングラーの最高の録音の1つとなったのです。」 川口マーン恵美著『証言フルトヴェングラーかカラヤンか』よりエーリッヒ・ハルトマン、新潮社、2008年)



sv0061b.jpg当セッションは決して偶然の産物ではなく、巨匠がこの曲に明確なイメージを持って演奏していることは、近年発掘されたルツェルン祝祭管とのライヴ録音(1953年8月)を聴き比べてみても明らかだ。

録音の初出盤はSPだがソースはテープ録音ため音質はすこぶる良好。イエス・キリスト教会の残響がすばらしい効果をあげており、聴いているうちにモノラル録音であることを忘れてしまう。

演奏のすばらしさは改めて語るに及ばず、多くの論者による賛辞の数々は、いくら紙面を費やしても足りないだろう。 (写真は SMG1449 ステレオ・トランスクリプション版)

「《第4》については、フルトヴェングラーは、この不当に無視されてきた、独自の名作の復活に大いに力のあったといわれるべき人だろう。ここですばらしいのは、楽章から楽章へと休みなく続く交響曲の中で、その変化と推移に必然性を与え、しかもその底に一貫して接続する流れを常にきくものに気づかせている点である。これは、本当に巨匠と呼ばれるにふさわしい力業である。」 吉田秀和著『世界の指揮者』より、筑摩書房、2008年)


「フルトヴェングラーはフレーズとフレーズの有機的なつながりを追い求めたが、それがこんなにも美しく実現された例は少ない。あふれる情感が完璧無類の造形のなかに結晶化され、絶妙な情景の変化を極限まで映し出しながら、どこまでも風格の高さを失わないからである。まさに天才の業と言えよう。」 「21世紀の名曲名盤300(10)」より宇野功芳氏による、POCG3823/4、『レコード芸術』通巻第635号、音楽之友社、2003年)



第1楽章 かなりおそく ニ短調
sv0061c.jpg序奏の重厚な主和音からして、ただならぬ雰囲気が張り詰めている。4小節目の抉るような弦の重音や、ティンパニの不気味な轟きからして尋常ではなく、神秘の中に潜む憧れと苦渋、そこから湧き上がる闘争の精神を聴き手に予感させるのがこの演奏の凄いところだ。

次第に速度をあげて、暗く辛い苦悩の渦の中に突入する緊迫感も無類のものといえる。
(写真は MG6009 このジャケットは独LP 2535 816、SACDのUCGG-9020で採用)

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当演奏では、10~14小節のティンパニがカットされているが、1984年に公開された巨匠の自家譜(第1楽章冒頭から25小節までの4頁分の写真版)によると、大胆なカットが随所に行われているという。その他にもObが1小節3拍目~4小節1拍目、6~10小節1拍目、FlとObが21~22小節、ⅡvnとVlaが22小節目からカットという具合に、巨匠は管と弦の対比を浮き上がらせるような工夫を凝らしていることを桧山浩介氏(フルトヴェングラー研究家)が自著ディスコグラフィの中で指摘している。

sv0061e.jpg闘争の緊迫した気分の中から転調した〈副主題〉が栄光への道標となり、明るい兆しが見えてくるのも束の間、総休止を経た展開部(87小節)で巨匠は雄叫びのようなトロンボーン長いユニゾンをぶつけて、聴き手を暗黒の世界へ引きずり込む。

あたかも地獄への扉をこじ開けるような展開部の宣言が、聴 き手に強烈なインパクトを与えている。
(写真は独DG 427 404-2 国内発売は35FG50283で採用)

「フルトヴェングラー=ベルリンフィル盤を聴くとこの87小節[5分24秒~]のフェルマータを存分に延ばさせているだけでなく、トロンボーンをクレッシェンドさせることによって、シューマンが展開部突入を示す形式区分にトロンボーン3本による咆哮を使った意図と、その象徴的意味を強調していることが判る。」 「究極のオーケストラ名曲解剖(4)」より金子建志氏による~『レコード芸術』通巻684号、音楽之友社、2007年)


「主部へ入っても、濃厚で彫りの深い音楽が進行するが、圧巻は、展開部以降であろう。トロンボーンの雄叫びが闇の世界からの呼び声のように響き、演奏者も聴き手もさらに奥深い苦悩の森へと誘われる。」 福島章恭著『交響曲CD絶対の名盤』より、毎日新聞社、2005年)



sv0061f.jpg大きな聴きどころは、リズミックな楽想が主題に結合する121小節からで、とくに管弦が交代して打ち合いを演ずるところの力瘤を感じさせないシンフォニックな響き“溜め”のあるフレージングが心地よく、勇壮な気分に充ち満ちている。  POCG-2358

最後のフェルマータが息長く残り、ドルチェの歌謡主題(第2主題)に切れ目なく奏するところ(147小節)の夢幻的なフレージング“神ワザ”いえるもので、まさに浪漫の神髄を究めた感があろう。
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「展開部は、とくにテンポが走りがちになりやすいのだが、そこで彼はこう言った。〈私たちには充分な時間があるのだ。そんなに急いでもこの曲のためには何にもならないのだ。〉交互に入れかわる16音符の音型の所では、“波のようにやわらかに”ときわめて具体的な説明を与えた。フェルマータのあとでは、〈1つの新しい音だ。しかし前よりは強くならないように。〉そしてくりかえし〈いつも歌って。これは全部歌なのだ〉と注意した。」 カルラ・ヘッカー著『フルトヴェングラーとの対話』より、薗田宗人訳、音楽之友社、1967年)


「展開部で、第1ヴァイオリンがハの音をフェルマータで延ばし、同じハ音によって開始される新しい旋律に引き継がれる部分は名人芸的な美しさだし、それが木管に移るスムーズな流れも天才的だ。テンポの微妙なゆれもフルトヴェングラーの独壇場で、第1主題が登場する度にテンポを落とすやり方が、これほど見事に行われた例は、彼自身においても珍しいだろう。」 宇野功芳著『フルトヴェングラーの名盤』より、芸術現代社、1977年)



sv0061i.jpg巨匠に力瘤が入るのは、リズミックな3連打から弦が交互に16分音符を掛け合う箇所(286小節)からで、アッチェレランドで熱く追い込む棒さばきが聴き手をゾクゾクさせてくれる。

その頂点(297小節)で鮮やかに視界を切り開き、強大な管弦楽を爆発させて威風堂々とコーダへ突進するスケールの大きさはフルベンの面目が躍如する。コーダのノリの良さも実演さながらで、低音弦の対声刻みの分離感と肉感のある響きも魅力的だ。  POCG-90446  UCCG-9494 [紙ジャケット仕様 OIBP]

「第1楽章は息を呑むような美しさである。イ長調のユニゾンの響き、第1主題の誘導、その主題のリズミックな展開、展開部中央の悠容たる夢幻的なフレージングなど、色彩のないといわれるこのシンフォニーが、かくも明快に、充溢した生命をもってうったえてくるのは瞠目に値する。」 猿田悳著『フルトヴェングラー 芸術と生涯』より、音楽之友社、1961年)


sv0061h.jpg音盤では第1楽章、第2楽章の後に長い切れ目があって違和感がつきまとうが、本来はアタッカで演奏するはずのものである。これはドイツ・グラモフォンの意向によるものとされ、ジョン・アードインは、これは興ざめで、実際にフルトヴェングラーがこれほど長い休止を取っていたのかは疑問がある、としている。
独4577222  POCG-3823/4 [オリジナルス]

オーパス蔵盤(OPK7053)は、Steinberg氏(フルトヴェングラー研究家)の見解に従って、この楽章間のポーズを取り払って復刻している。


第2楽章「ロマンツェ」 かなりおそく イ短調
sv0061l.jpgオーボエとチェロがオクターヴで奏でる中世ロマンス風の名旋律は、寂寞とした風情の中に痛切な憧れを秘め、第1楽章の序奏に似た副主題には深い瞑想の中にどろどろとした情念が渦巻いている。

聴きどころは中間部のヴァイオリン独奏で、うねうねと縄を編むような根の太いフレージングからコクのある音楽が綿々と織り上げられてゆく。 
TOWER RECORDS  amazon

独奏を受け持つのは、当時のコンサートマスターで1961年までベルリンフィルに在籍したジークフリート・ボリース。後ろ髪を引かれるような淋しげなエンディングもまた格別である。

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「第2楽章のヴァイオリン・ソロが、非常に印象的です。無邪気で、骨太で、ほとんど子供のよう。でも、夢のようにきれい。他のどの指揮者とも違いますね、あのときのソリストはコンサートマスターのジークフリート・ボリースでしたが、本当に往生していた。あれで、しかも、美しい響きにしなければならないのですから。でも彼は素晴らしいヴァイオリニストでした。彼の演奏はいつも素晴らしかった。」 川口マーン恵美著『証言フルトヴェングラーかカラヤンか』よりエーバーハルト・フィンケ、新潮社、2008年)



第3楽章「スケルツォ」 いきいきと ニ短調
sv0061m.jpg不断の闘争を刻印する緊迫感のある主題は闘う男の音楽だ。威厳に充ちた確固たる足取りと重厚な鉄血サウンドによって、巨匠は誇り高き男のロマンを真摯に謳い上げている。見得を切るような主部の終止がいかにも巨匠風だ。

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トリオは、巨匠がアラベスク風の8分音符を強く弾かせ、浮き上がらせるように指示していた(カルラ・ヘッカー)というが、夢幻的な憧憬と詠嘆を織り交ぜる巨匠の奥義を心ゆくまで堪能させてくれる。

装飾的なトリオ後半部(反復なし)のリタルダンド&ディミヌエンドも印象深く、無限の苦悩の中に憧れを抱きながら、コラール風の推移部を経て、巨匠は真実を探求せんと果てしない旅を続けてゆく。

「じっくりとしたスケルツォは立派な峻厳と美しいニュアンスに溢れ、トリオでは何となく悲しくなってしまう。シューマンがよく見せる夕ぐれの情景なのだ。フルトヴェングラーは〈第1〉のスケルツォ終結において、大きくテンポを落とし、名残惜しさを表出したが、〈第4〉でも同じ方法によって、他の指揮者からは絶対に聴けない、深い意味を探り当てているのである。」 宇野功芳著『フルトヴェングラーの名盤』より、芸術現代社、1977年)



第4楽章 ゆっくりと ニ短調
sv0061n.jpg第1楽章の主題を入念に回想しつつ、弦のさざ波が感情の高まりをあらわすように、大きくクレッシェンドしていく中から崇高なファンファーレが壮麗に、勇ましく立ち上がる序奏は、何度聴いても身が震え上がる演奏で、畳み込むようなストリンジェンドから強烈なクレッシェンドで主部へ雪崩れ込む“名場面”を一度でも耳にすれば、その呪縛から逃れることが出来ないのは筆者だけではないはずだ。

チェリビダッケやカラヤンは、巨匠のクレッシェンドを真似ようと幾度か試みたが半ばで息切れしたという。
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「フルトヴェングラーは、この箇所に確固としたイメージを持っていて、非常にゆっくりと演奏した。この曲は、一度か二度、録音マイクの前で演奏しただけで、それが今、残されている録音なのです。リハーサルもなく、ぶっつけで録音したのにもかかわらず、演奏は完璧でした。フルトヴェングラーの理想があまりにも明確だったので、私たちも何の問題もなく演奏ができたというよい例です。」 川口マーン恵美著『証言フルトヴェングラーかカラヤンか』よりエーバーハルト・フィンケ、新潮社、2008年)


「シューマンは、実際、いかにその曲が素晴らしい作品であるかの、見事な啓示というほかはない。この曲のロマンティックな情感、その優しさと輝きとを、フルトヴェングラーは、あますところなく表出するのだ。フィナーレのコーダでは、興奮のあまり息もつけないほどであり、第3楽章から第4楽章に移るあたりの緊迫感には、思わず、身を乗り出してしまう。」 ダニエル・ギリス編『フルトヴェングラー頌』より、仙北谷晃一訳、音楽之友社、1969年)


「初めてこの演奏をラジオで聴いたとき、第4楽章冒頭で、こんなにじわじわと力を増していく物凄いクレッシェンドがあるのかと、背筋が寒くなるような戦慄に襲われた。身も心もぐらぐら揺り動かされる演奏とは、こういうのを指すのだろう。」 東条碩夫著『フルトヴェングラー愛聴盤ベスト3』~Gakken Mook「フルトヴェングラー没後50周年記念」より、学習研究社、2005年)


「終楽章導入部の弦のさざ波の中からホルンとトロンボーンのファンファーレが立ち上り、次第にクレッシェンドして行くさまは何度聴いても鳥肌が立つ思いがする。」 桧山浩介著「フルトヴェングラー・ディスコグラフィ」より~『レコード芸術』通巻413号、音楽之友社、1985年)


「この曲で特徴的な、終楽章に入る前の長い経過をはさみながら、次第にクレッシェンドしてゆくところなど、フルトヴェングラーのそれは、正にうってつけだった。精神的緊張が官能的陶酔を生み、その上、そこには一種神経症的な痙攣とほんとんど隣りあわせとてってもよいような神経質な戦慄の味わいさえまざっていた。」 吉田秀和著『レコード音楽の楽しみ』より、音楽之友社、1982年)



sv0061p.jpgレープハフトの主部は、“夢見るような旋律の美しさが引き立つように歌う”(カルラ・ヘッカー)舞曲風の第2主題や、付点リズムから16分音符の上行フレーズへの移行といった楽想の変転を変幻自在に捌く巨匠の独壇場。

ともすれば、重々しい単調な楽句の連続がフルベンの手にかかると、まるで一連のドラマのように聴こえてくる。

TOWER RECORDS
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sv0061q.jpg警告的なトロンボーンの吹奏から立ち上がる展開部は、リズミックなフーガを爆発的に発展させる巨匠の力ワザが炸裂。その頂点(104小節)で勇壮なホルンが対位旋律を「ここぞ」とばかりに吹奏する場面は、「これぞ、フルベン!」と思わずCDを指揮したくなる最高の聴きどころだ。

クライマックスは再現部の168小節からで、強烈なp<sfからヴィオラが第2主題を主導し、みるみる加速をかけてコーダへ立ち向かってゆくところは身を奮い立たせるような勇渾な気分が漲っている。 

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sv0061y.jpg音型が変わるシュネッラー(コーダ)もすさまじい。3連音から畳みかけるようなアッチェレランドで揺さぶりをかけ、電光石火の勢いでプレストを駆け出すところは、巨匠の指揮の下、全楽員が一丸となった実演のような熱気が伝わってくる。

無我夢中になって聴き入るうちに、演奏に呑み込まれてしまうような熱い興奮に身を震わせながら、終止の余韻にしばし放心状態になってしまうのは筆者だけではないだろう。レコード史上の金字塔というべき後世に語り継がれる必聴の一枚だ。

TOWER RECORDS  amazon  HMVicon 【SACDハイブリッド】

《付記》音盤について
名演奏だけに音盤は数多あるが、筆者が最も好んでいるのが独DG盤【427 404-2】。高低のバランスが自然で、国内盤【UCCG-3703】(非OIBP)と比べても響きが格段に優れている。これを原盤とする国内盤は【POCG-2358】。次に良いのがオタケン盤【TKC343】[MG6009の盤起し]で、エッジの効いた独DG盤LP【2535 805】と比べMGのもつ暖色系のサウンドが心地よい。聴き疲れはするが、解像度と生々しさからいえばSACD【UCGG-9020】だろう。
初期LPの盤起しでは、ターラ盤【FURT1099/1100】[LP16063の盤起し]が驚くほどクリアで別次元の音だが高音にクセがある。その他にアルトゥス盤【ALT290】[16063LPの盤起し]、デルタ盤【DCCA0034】、グランドスラム盤【GS2020】[KL28の盤起し]、オーパス蔵盤【OPK7053】、オタケン盤【TKC315】[KL28Aの盤起し]など比べるとキリがないが、盤起しならグランドスラム盤が最も素晴らしく、次いでオタケン盤【TKC343】とアルトゥス盤が筆者のお気に入りである。
また所有する独盤【2535 805】と国内盤【MG6009】のLPを楽章間のポーズをカットしてCD-R化したところ、これが効果抜群である。


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[ 2016/01/30 ] 音楽 シューマン | TB(-) | CM(-)